8月6日・9日、被爆電車をインターネット配信 ISIDが技術協力し遠隔での乗車体験を実現

株式会社電通国際情報サービス(以下、ISID)は、株式会社中国放送と広島電鉄株式会社が主催する「被爆電車特別運行プロジェクト」に技術協力を行う。

同社はWEBアプリ「ひろでんビュートラム」の提供を通じ、8月6日および9日に運行される被爆電車走行の様子ならびに広島の復興の軌跡を学ぶコンテンツをインターネットでライブ配信。コロナ禍における遠隔での乗車体験を実現する。

WEBアプリ「ひろでんビュートラム」画面イメージ 3D地図
WEBアプリ「ひろでんビュートラム」画面イメージ 歴史データの表示

被爆電車特別運行プロジェクトは、被爆70年プロジェクトの一環として2015年より始まったもの。路面電車650形「653号」を当時の灰色と紺色のカラーに復刻し、被爆の被害や広島の復興の様子を車内で上映してきた。これまでの五年で乗車数は約2,700人。

ISIDが参画したのは2020年から。コロナ禍において本年度の乗車体験中止が決定したことを受け、『653号』が広島市内を走行する様子を世界に広く発信したいという関係者の思いを汲んだ。

被爆電車は6日(木)13時に江波車庫を出発し、原爆ドームなどを経由しながら14時10分に広島駅へ到着する。9日(日)は出発地が千田車庫となる。両日とも実際の車両に乗車することはできない。

鉄道チャンネル編集部

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