7月熱中症 搬送者116人 気温低く前年比33人減 長崎県内

 長崎県は3日、7月の県内の熱中症による救急搬送状況(速報値)を発表。搬送者は116人(前年同期比33人減)で、死者はいなかった。県消防保安室は「例年より気温が低く、梅雨明けが遅れて日照時間が短かったことなどが要因」としている。
 症状の内訳は重症4人、中等症38人、軽症74人。年齢別にみると75歳以上が36人で最多、65歳以上75歳未満が31人、40歳以上65歳未満25人と続いた。
 同室は、早めの水分補給や適切な室温調整といった基礎的な予防策に加え、新型コロナウイルス対策のマスクも炎天下では適宜外すなどして熱中症の予防を呼び掛けている。


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