
今年2月から6月の間に企業などを解雇された障害者数は1104人で、昨年同期比で152人(16.0%)増加したことが4日までの厚生労働省のまとめで分かった。新型コロナウイルスの感染拡大による経営悪化の影響で、雇用を維持できなくなったことが一因という。
同省が、各地のハローワークを通じて状況を調べた。翌年度の営業に向けて雇い止めや解雇が増える時期でもある3月が366人と最も多く、以下、5月221人、6月206人と続いた。
5月の障害者向けの新規求人数は、同比6776件減の1万1972件。減少率は36.1%で、一般向けの32.1%より4.0ポイント高かった。