旧道議会庁舎 間もなく解体 

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間もなく解体

昭和26年に建てられた北海道議会の旧庁舎が間もなく解体されます。長年にわたって施設の管理などを担当した道議会事務局の吉田憲人守衛長に案内してもらいました。吉田守衛長によると、完成当初は議会の開会を鈴で知らせていたといいます。吉田守衛長にとって思い出深いのは、原発関連施設の建設問題などで道議会が紛糾した1980年代。吹き抜けホールの階段には反対派の人たちが座り込んで抗議し、議会の審議も空転を続けたと振り返ります。フランスの国会議事堂を基にデザインされた旧本会議場は馬のひづめの形をしていました。当時の建設費用は約8千万円。現在約80億円に相当する金額といい、道有林の木材を売却して得た資金で賄われたといいます。旧本会議場の屋根裏にも入らせてもらいました。吉田守衛長も電気器具の交換でしか入らない場所です。さらに奥には警察が容疑者の取り調べに使ったという部屋もありました。旧道議会庁舎の解体工事は間もなく始まり、跡地は駐車場になります。吉田守衛長は「思い出のある庁舎が解体されるのは寂しい。人間的に成長させてもらった場所だった」と話してくれました。