卓球中国代表、東京五輪模擬大会の参加選手発表 本番さながらのハイレベル

写真:馬龍(中国)/提供:ittfworld

中国卓球協会(CTTA)は、8月8日から21日にかけて2週間に渡り東京五輪の模擬大会を行う。種目は本番同様に混合ダブルス、男女シングルス、男女団体戦の5種目で争われる。3日、中国卓球協会は、東京五輪模擬大会の参加者、シードを発表した。

女子は劉詩雯、朱雨玲、丁寧が欠場

男女シングルスは最新の世界ランキングに合わせてシードされ、男子は樊振東(ファンジェンドン・最新世界ランキング1位)、許昕(シュシン・同2位)、馬龍(マロン・同3位)、林高遠(リンガオユエン・同5位)の順に第1~4シードとなった。

写真:第2シードとなった許昕(シュシン・中国)/提供:ittfworld

一方女子は、リオ五輪金メダリストの丁寧(ディンニン・同6位)はコンディション調整のため、世界卓球女王の劉詩雯(リュウスーウェン・同4位)は怪我の回復途中であるため、すでに欠場が発表されていた。加えて朱雨玲(ジュユリン・同7位)も今大会欠場となった。

女子チームの李隼コーチは、「朱雨玲は免疫システムに問題を抱え、病院に行って全身検査を受けた。入院を勧められ治療を受けたため、今大会に参加することができない」と説明した。

混合ダブルスは世界ランク1位同士ペアに

混合ダブルスでは、第1シードに樊振東/陳夢(チェンムン)の世界ランク1位ペアが誕生した。第2シードは許昕/孫穎莎ペア。許昕は劉詩雯と組み、2019年グランドファイナルダブルス優勝など結果を残しているが、今大会は劉詩雯が欠場のため、孫穎莎とのペアとなった。

団体は、男子の第1シードが馬龍、許昕、樊振東の世界ランク1~3位のまさに最強集団、女子の第1シードは陳夢、孫穎莎、王曼昱となった。

8日より開幕する中国の東京五輪模擬大会。男子はフルメンバーが参戦しており、本番さながらのハイレベルな試合が見られることだろう。

男子シングルス4シード

1.樊振東(ファンジェンドン)
2.許昕(シュシン)
3.馬龍(マロン)
4.林高遠(リンガオユエン)

女子シングルス4シード

1.陳夢(チェンムン)
2.孫穎莎(スンイーシャ)
3.王曼昱(ワンマンユ)
4.王藝迪(ワンイーディ)

混合ダブルス4シード

1.樊振東/陳夢
2.許昕/孫穎莎
3.王楚欽(ワンチューキン)/王曼昱
4.趙子豪(ジャオズーホウ)/陳幸同(チェンシントン)

男子団体トップ2シード

1.馬龍、許昕、樊振東
2.林高遠、梁靖崑(リャンジンクン)、王楚欽

女子団体トップ2シード

1.陳夢、孫穎莎、王曼昱
2.陳幸同、顧玉婷(グーユーティン)、孫銘陽(スンミンヤン)

文:ラリーズ編集部

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