大村市総合運動公園での計画が断念されたサッカーJ2、V・ファーレン長崎の新練習拠点について、園田裕史市長は4日、市議会全員協議会でこれまでの経緯を説明し、同公園の整備計画見直しを今後も検討していく考えを示した。
市はV長崎の練習拠点移転先として手を挙げた2018年度以降、親会社ジャパネットホールディングスと計45回にわたって協議。01年から整備が進められている総合運動公園を候補地に検討が進められた。だが7月30日、整備スケジュールや競技場面数などを理由にジャパネット側は計画を断念する意向を表明した。
同公園の整備は1~3期に分けて進められているが、01年から20年近く経過しても1期事業は完了していない。今後の公園計画について市議から問われた園田市長は「V長崎拠点整備は白紙となったが、スポーツや文化を生かした市民と一緒に町づくりを進めていくような拠点に発想を変え、より良いものにしたい」と述べた。
大村運動公園 整備計画見直し継続 園田市長、市議会に説明
- Published
- 2020/08/05 11:14 (JST)
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