王位戦第3局2日目始まる 木村王位の封じ手は「2三歩」

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初日の棋譜を再現する藤井聡太棋聖(左)と木村一基王位=5日午前8時54分、神戸市北区有馬町の旅館「中の坊瑞苑」(撮影・後藤亮平)

 将棋の木村一基王位(47)に藤井聡太棋聖(18)が挑戦している第61期王位戦7番勝負(神戸新聞社主催)の第3局は5日、神戸市北区有馬町、有馬温泉の旅館「中の坊瑞苑」で再開、指し継がれた。

 両対局者が前日の手順を再現した後、立会人の淡路仁茂九段(70)が木村の封じ手(46手目)が入った封筒を開封。「2三歩」を示し、2日目の対局が始まった。

 シリーズ初の相矢倉戦となった本局。封じ手は、事前の検討では本命視されていなかったが、2筋の陣形を補強する手堅い手。副立会人の都成竜馬六段(30)によると、藤井の端攻めを防ぐ意味もあるという。

 藤井は1九飛(47手目)と下がって飛車の利きを広げ、木村は6四歩(48手目)と突いて相手角の働きを弱めた。藤井の2九飛(49手目)は相手陣を直射する狙いがある。都成六段は「陣形を整える時間がしばらく続き、じっくりした戦いとなるだろう」と話した。

 藤井の2勝0敗で迎えた本局は、同日夜までに決着する見通し。(井原尚基)