右腕故障の大谷は今季登板しない予定 マドン監督が明言

エンゼルスのジョー・マドン監督は日本時間8月5日、右前腕屈筋回内筋を損傷した大谷翔平が今季登板しない予定であることを明らかにした。大谷はMRI検査の結果、前腕屈筋回内筋を損傷していることが判明し、投球再開まで4~6週間を要する見込み。ただし、マドンによると、指名打者としては制限なく試合に出場できるようだ。

マドンは大谷について「彼が今季登板することはないと思っている」とコメント。「どんな投球プログラムを用意するとしても、それは非常に慎重なものにならざるを得ない。彼が今季登板することはないだろう」と大谷が今季再びマウンドに立つ可能性について否定的な見解を示した。

大谷は大事を取って日本時間8月5日のマリナーズ戦ではスタメンを外れたが、マドンは大谷が早い段階でラインナップに復帰できると考えており、メインの指名打者として起用していく方針だ。トミー・ジョン手術のリハビリと並行しながら指名打者として出場した昨季のような起用法になると見られる。

また、マドンは大谷が来季二刀流を再開する可能性にも言及した。「私がこれまでに目にしてきたものから考えると、彼は二刀流ができると私は信じている」とマドン。大谷が通常のオフシーズンを過ごし、来春のスプリング・トレーニングから二刀流を再開できると考えているようだ。

大谷は今季投手として2試合に先発し、1回2/3を投げて0勝1敗、防御率37.80、奪三振3、与四球8という成績に終わった。打者としてはここまで6試合に出場し、27打数4安打(打率.148)、1二塁打、2本塁打、7打点、1盗塁、OPS.586を記録している。今季の残り試合では指名打者としての活躍に期待したい。

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