「水曜どうでしょう」最新作が放送! 大泉洋、鈴井貴之らが12年ぶりの4人だけの海外ロケ

HTB北海道テレビの人気番組「水曜どうでしょう」の最新作が、10月28日(時間未定)から放送されることが明らかになった。

同番組は、ミスターこと鈴井貴之と、大泉洋、そして藤村忠寿、嬉野雅道の両ディレクターが、さまざまな過酷な企画にチャレンジしていく模様を家庭用デジタルビデオカメラで撮影していくバラエティー。最新作は、2019年12月にスタートし、20年3月に衝撃の結末で幕を閉じた6年ぶりの新作「北海道で家、建てます」の最終話で出演陣が明かしていた“もうひとつの最新作”だ。7年ぶりの海外旅企画、それも久々の“どうでしょう班”4人だけの旅で、同行スタッフを連れずに4人だけで旅をするのは12年ぶりとのこと。年を重ねた4人は、一体どんな旅を見せてくれるのか?

旅のスタートは、18年8月1日。7月29日に行われた鈴井、大泉が所属するクリエティブオフィスキュー主催のイベント「CUE DREAM JAM-BOREE」最終日に、藤村氏と嬉野氏が生中継でサプライズ出演し、「大泉くん、そろそろ旅に出ようか?」と突然告げられてから、わずか3日後のことだった。

出発当日の朝、カメラが回るやいなや大泉は「いいかい? 藤村くん」と切り出し、「僕はねぇ、いまや7歳の娘を持つ45歳の父親ですよ。その父親が娘に『明日からどこに行くの?』と聞かれて、『どこに行くか、パパは知らない』と…。これは恥ずかしい」と早速ぼやく。その後、仕掛け人の1人であるミスターが、今回の行き先と企画趣旨について静かに語り始める。

嬉野氏は「昨年末から、11週にわたって公開された新作『北海道で家、建てます』は、撮影開始から公開まで3年もの時間が費やされるという異例の取り組みとなりました。番組冒頭では、いきなりチーフディレクターが『正直、迷走してます』と、普通なら視聴者に聞かれないところでこっそり打ち明けるであろう内情を、カメラが回っている前で言い放つものだから“水曜どうでしょうのエンジン”を自認する大泉洋も度肝を抜かれて言葉を失うという、テレビバラエティー史上見たことのない幕開けとなり、その3年後のラストシーンでは、どうでしょうハウス完成披露に招かれた大泉洋が『実は自分が作ったどうでしょうハウスは2年も前に雪の重みで崩壊していた』と、VTRで真相を知らされ、またまた驚がく。最後の最後まで自分の想像を超えてくる展開に何を信じていいのか分からなくなった大泉が『水曜どうでしょうは、怖い!』とおびえながら終わるという奇跡的名作となりました」と前作を振り返る。

最新作の放送決定に際し、「今回の最新作は、まさにその雪の重みで水曜どうでしょうハウスが崩壊した半年後の夏にスタートさせた旅企画です。旅に向かう途中『ところで藤村くん、あの企画はどうなってるんだ』と、撮影開始から1年半も経つのにいまだに完成しないツリーハウス企画のその後を気にする大泉洋に、全員で口裏を合わせて『もう完成しました』とうそをつき、はぐらかし続けた旅でしたが、そんな久々の旅ロケの印象を、大泉洋は前作の『北海道で家、建てます』も手応えのないロケだったが『あの旅はもっと手応えがなかった』と振り返ります」と、大泉の反応も明かす。

そして、「そんな旅へ出たのは2年も前、18年のことです。どうでしょう班4人全員、自分たちがどんな旅をしてきたのか、もはや誰も覚えてはいない。果たして迷走ぶりは重症化しているのか、それは見てのお楽しみ。でも、番組開始から24年経った今でも、『水曜どうでしょう』は、4人だけで旅をすると、やっぱりどこか懐かしい、いつか見た『水曜どうでしょう』の風景になるんだなぁと、今回の最新作を見て、あなたは感じるのかもしれません。いずれにしても、お楽しみに」とアピールしている。

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