「就職氷河期世代」対象 正規職員を募集 新潟県 「苦しい経験 役立てて」

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 新潟県は、バブル崩壊の影響で就職難に遭った「就職氷河期世代」を対象に、来春採用の正規職員を募集している。政府が氷河期世代への支援に力を入れており、県もこうした動きに呼応した。県が年代を限定して採用するのは初めてとなる。

 現在、30代半ばから40代半ばの人は、バブル崩壊後の不況時に就職活動期を迎え、他の世代に比べ非正規労働者として働かざるを得ない人が多く、所得も低いとされる。政府はこの世代の正規雇用者を3年間で30万人増やす方針で、総務相が1月に都道府県知事に協力を要請していた。

 本県の受験資格は、1970年4月2日~90年4月1日に生まれ、現在正規雇用されていない人。学歴や職歴、居住地は問わない。

 職種は一般事務職、土木や農業の技術職、学校事務職で、計13人程度の採用を予定している。9月27日に筆記試験を行い、2回の面接を経て合格者を決める。

 人事委員会事務局の原田正則総務課長は「苦しい経験をしてきた方が多いと思う。正規雇用への熱意を県民生活の向上に役立ててほしい」と話している。

 申し込みは8月21日まで。原則、県のホームページで電子申請を受け付ける。問い合わせは同課任用係、025(280)5538。