芸術祭負担金、名古屋市争う姿勢

愛知県と対立、河村市長意見陳述

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「あいちトリエンナーレ2019」実行委が名古屋市に未払いの負担金を支払うよう求めた訴訟の第1回口頭弁論のため、名古屋地裁に出廷した河村たかし市長(手前)=5日午前(代表撮影)

 愛知県の大村秀章知事が会長を務める芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」実行委員会が、名古屋市に未払いの負担金約3380万円を支払うよう求めた訴訟の第1回口頭弁論が5日、名古屋地裁(岩井直幸裁判長)で開かれた。市は争う姿勢を示し、訴えを退けるよう求めた。

 名古屋市の河村たかし市長は芸術祭の企画展の内容を問題視し、負担金の一部の支出を拒否。芸術祭を巡る県と市の対立は異例の法廷闘争に発展した。

 出廷した河村市長は約1時間にわたり意見陳述し、「政治的主張を含む作品を公金と公共施設を使って展示させることが公共事業として適切なのか」などと訴えた。