花笠踊り、熱気届ける

まつり中止、舞踊団ら山形駅で演舞

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通行人の前で優雅な正調踊りを披露する花笠舞踊団=山形市・JR山形駅東西自由通路

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止となった山形花笠まつり(例年8月5~7日)の雰囲気を味わってもらおうと、花笠舞踊団などが5日、山形市のJR山形駅東西自由通路で花笠踊りを披露し、優雅な正調踊りと華麗な笠回しで通行人に熱気を届けた。

 県花笠協議会(会長・矢野秀弥山形商工会議所会頭)が企画した。同団と民俗文化サークル四方山会、山形大花笠サークル四面楚歌、山形花笠太鼓が協力。踊り手10人が8分間の演舞で魅了した。

 花笠音頭に誘われるように多くの通行人らが足を止めて見入った。いずれも大学4年の柘植晴香さん(21)=東京都江東区=は「笠回しは迫力たっぷり。来年は目の前で群舞を見たい」、船冨紀帆さん(22)=横浜市=は「(新型コロナで中止になり)踊り手の熱意や労力を考えると心を打たれた」と話した。

 花笠舞踊団の若柳政佳さん(52)は「新型コロナや最上川の氾濫で苦しい思いをしている人に元気を届けたい。心を一つに踊った」と笑った。踊りの披露は5~7日と13~15日の計6日間、午前11時40分頃と午後0時30分頃に2回行う。

 また、同協議会は5日、動画投稿サイト「ユーチューブ」に公式チャンネルを開設し、花笠踊りの動画を公開している。

正調踊りを披露した花笠舞踊団=山形市・JR山形駅東西自由通路
通行人の前で優雅な正調踊りを披露する花笠舞踊団=山形市・JR山形駅東西自由通路
優雅な正調踊りを披露した花笠舞踊団=山形市・JR山形駅東西自由通路