火山性地震201回 屋久島・口永良部島

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 屋久島町・口永良部島で5日未明から火山性地震が頻発し、午後9時までに201回観測した。福岡管区気象台は噴火の可能性が高まっているとして、今後の火山情報に注意を呼び掛けている。

 震源はいずれも新岳火口付近の浅い場所とみられ、体に感じる地震(有感地震)はなかった。火山性地震が1日200回を超えたのは3月27日以来。

 気象台によると、地殻変動観測(GNSS)で1月ごろから山体膨張の傾向が見られ、地下のマグマの蓄積量は全国で初めて噴火警戒レベル5(避難)となった2015年5月の噴火前に匹敵する。

 噴火は今年5月14日以降、確認されておらず、噴火警戒レベル3(入山規制)を継続している。

 気象庁が4日に実施した現地調査では、火山ガスの放出量は500トンと多い状態だった。有感地震か大きな地殻変動が起きれば、警戒レベルを4(避難準備)か5に引き上げる可能性がある。