地下鉄レール 温度を管理 仙台市とドコモ、実験開始

©株式会社河北新報社

 仙台市とNTTドコモ東北支社は5日、市地下鉄南北線の地上部にあるレール温度を、IoT(モノのインターネット)センサーを活用して遠隔管理するシステムの実証実験を始めた。レール温度上昇に伴う脱線事故防止のため、従来は職員が現地で計測しており、センサー導入で鉄道設備管理業務の効率化や省力化につながるか検証する。

 期間は9月30日までと、2021年1月4日~2月28日。泉区の八乙女駅敷地内にあるダミーのレールに、温度センサーや外気温などを測定する環境センサーを設置。データはクラウドサーバーに送られ、遠隔地でもパソコン、タブレットなどで監視できる。

 レールは日照による温度上昇でゆがむ恐れがあり、職員は富沢車両基地のレール温度を基に他の地点の温度を予測した上で、現地に出向いて測定。基準値を上回る場合、水を噴霧してレール温度を下げている。冬場は低温で縮む可能性があるという。

 実証実験は、市と同社が16年に締結した「ICT(情報通信技術)を活用したまちづくりに関する連携協定」に基づく取り組み。