新型コロナ 高齢者施設クラスター感染計15人に 5日発表、鹿児島県内新たに4人確認

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県内の新型コロナウイルス感染者の状況を説明する地頭所恵・県くらし保健福祉部長(右)=5日,鹿児島市の県庁

 鹿児島県と鹿児島市は5日、新型コロナウイルスの感染者4人を確認したと発表した。このうちクラスター(感染者集団)関連は鹿児島市と与論町で各1人。県内の累計感染者は266人となった。

 市が確認した感染者は同市在住の20~30代の男性3人。このうち20代男性は7月31日に市がクラスター発生と判断した高齢者施設の従業員。30日のPCR検査では陰性だったが、8月3日にせきなどの症状が出たため4日に再検査を受けた。このクラスターは15人になった。

 30代男性は7月24、25日に福岡へ出張し、30日に発熱などの症状が出たため31日に市内の医療機関を受診。症状が改善しなかったため8月3日に帰国者・接触者外来を訪れ検査を受けた。20代男性はせきの症状がある。県外の移動歴はなく、感染経路は調査中。

 県が公表したのは与論町の40代女性1人。院内感染が起きた与論徳洲会病院の医療従事者で、県は院内感染の可能性があるとみている。7月22日と30日のPCR検査では陰性だった。8月1日ごろから鼻づまりがあり、4日に発熱し、5日の抗原検査で陽性と判明した。発症後の勤務は3日のみで、仕事中はマスクを着用していたという。与論町のクラスターは54人、うち同病院の医療従事者と入退院者は12人となった。

 7月1日以降の感染者は255人。8月5日現在で県内の重症者は2人、4日時点で47人が医療機関に入院、13人が宿泊施設に滞在し、1人が自宅待機している。退院・退所は190人で、うち2人が死亡した。