医療従事者へ「応援しています!」 メットライフ生命長崎本社に横断幕

医療従事者への感謝を込めた横断幕=長崎市常盤町

 新型コロナウイルスへの対応に当たる医療従事者を励ます横断幕が、長崎市常盤町のメットライフ生命長崎本社に掲示されている。「医療従事者の皆さんありがとう!」「長崎は、最前線で闘う皆さんを応援しています!」と感謝の気持ちを表している。
 同本社と、クラスターが発生した長崎みなとメディカルセンターは国道を挟んで向かい合う。同本社は「感染を防ぐために身をていしてコロナと向き合っている医療従事者を勇気づけたい」との思いで、ホテルニュータンダ(常盤町)と、南山手、東山手両地区の住民らでつくる長崎居留地まつり実行委とともに掲示を決めた。
 横断幕は横約10メートル、縦約1メートル。メッセージは同本社の社員から案を募った。同センターのスタッフが見守る中、横断幕は7月30日掲げられた。同センターによるとスタッフらは「温かい応援に勇気づけられた」「感染症指定医療機関としての使命を再認識した」などと喜んだという。
 同本社担当の瀧信彦執行役員は「医療従事者に偏見や差別を持つ人が、応援する側に回るきっかけになればうれしい」と話している。

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