ブレイク後も安定の斎藤工

4月に公開予定も、新型コロナウイルスの影響で延期になっていた映画「糸」が21日に公開される。

菅田将暉と小松菜奈がW主演する同映画は、歌手の中島みゆきの代表曲「糸」をモチーフに製作。

北海道、東京、沖縄、シンガポールを舞台に、平成元年生まれの男女の初恋、別れ、再会など、平成から令和を迎えるまでの31年間を楽曲に乗せて描かれるが、同作で小松ふんするヒロインと恋愛関係になるファンドマネジャー役を演じるのが俳優の斎藤工だ。

「斎藤が演じるのは、とにかく金を稼ぐ能力には長けているものの、常に内面に葛藤を抱えている役。複雑な過去を持つヒロインと出会い物語の中では重要なポジションをつとめている」(映画ライター)

大手映画製作会社に勤務していた父親の影響で、幼少期より映画館に通うのが日常となり、映画を多く観て育ち、いつの間にか映画通になっていた。

15歳の時に自ら芸能事務所を探す活動をし、その結果、事務所が見つかりモデルから俳優への道を目指すようになった。

2001年、韓国映画「リメンバー・ミー」の日本リメイク版「時の香り〜リメンバー・ミー」のプロデューサーにスカウトされ俳優デビューしたが、ブレイクまでには時間がかかった。

数々の映像作品を経て、一気に世の女性たちのハートを鷲づかみにしたのが14年にフジテレビ系で放送されたフジテレビ系ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」。

ドラマの中で斎藤は上戸彩演じる主人公とW不倫する教師役を演じドラマはヒット。劇場版も公開されてヒットした。

「そのあたりから斎藤は大手芸能プロがバックアップするようになってCMのオファーが殺到。話題作へ続々と出演を果たしたが、もともと実力があったので安定したポジションをキープし続けている」(芸能記者)

俳優業のほか、映画製作、YouTuberなどでも活動中。多忙な日々が続きそうだ。

参考 たくちゃんねる

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