生サンマがない…記録的不漁で「高級魚並みのキロ単価」回転寿司店→冷凍品で”炙りサンマ”に

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記録的な不漁が続くサンマですが、8月1日から始まった棒受け網漁も漁獲量はゼロ。

本来この時期から食べられる生サンマはどこで手に入るのでしょうか?

水産庁は7月31日、2020年のサンマ漁について、過去最低の水揚げだった2019年をさらに下回る見通しであると発表しました。

8月1日には棒受け網漁が解禁となりましたが、今のところ漁獲量はゼロ。

私たちはどこに行けばサンマを食べられるのでしょうか?

7月16日に行われた初競りで、1キロ4万1000円でサンマを取引した回転寿司店を訪ねると…。

本田祐里佳 記者:「すみません、サンマありますか?」

回転すし活一鮮・佐藤厳 代表:「生サンマはないのですが、炙りサンマならあります」「炙りサンマ一丁です」

本田祐里佳 記者:「ありがとうございます。いただきます。すごく脂がのっていて、香ばしい風味もしてとてもおいしいです」

本来はこの時期、生サンマが味わえますが、もはや私たちの元から姿を消してしまったのでしょうか…。

例年この時期、生サンマを提供している回転寿司店ですが…。

回転すし活一鮮・佐藤厳 代表:「今、生のサンマが取れていないので、昨シーズン中にとれたものを加工して今提供している段階なんですよ。生サンマ自体が今シーズンに入りまして、提供できたのが初競りの日を含めて4日間です」

実は、初競り以降入荷がほとんどないため、生サンマを提供できず、冷凍サンマを使って提供しているということです。

さらに、他の魚も…。

回転すし活一鮮・佐藤厳 代表:「イカもとれていないです、生のイカ。すごく今不安定な状況でやっています。漁獲高があがってもらわないと、庶民の魚という感じにはなりにくいと思うので、これからの漁に期待するしたいと思います」

一方、市民の食卓を支えるスーパーでは…。

本田 祐里佳 記者:「あ、サンマありました。しかし商品名には解凍サンマと書いてあります。生さんまは見当たりません…」

客:「昔は箱で買うほどあったんですけどね、生の売ってませんもんね」

客:「好きだからさ、サンマ大好きだから。寂しいね、本当に寂しいわ」

2020年の鮮魚売り場、例年とどう違うのでしょうか?

北海市場 鮮魚部・斉藤克彦 部長:「例年であれば、生サンマは販売しているんですけど、今年は去年とれている冷凍サンマを解凍して販売している」

入荷がなく、例年なら7月には店頭に並ぶ生サンマが、2020年は1度も並んでいないということです。

北海市場 鮮魚部・斉藤克彦 部長:「すでに高級魚並みのキロ単価になっていますけど、私たちとしては1尾100円くらいで販売したいなという風に考えています。入ってくることを期待して待つばかり」

生サンマは今後、庶民の魚から高級魚として定着してしまうのでしょうか。