崎陽軒(横浜市西区)は7日、海外進出の1号店となる「台北駅店」を台湾の同駅1階にオープンする。同社は「台湾版シウマイ弁当や昔ながらのシウマイなどの販売を通して横浜や日本の駅弁文化をPRし、コロナ禍収束後の観光誘致につなげたい」としている。
台湾版シウマイ弁当は、中身の見えるパッケージで小ぶりなサイズ。現地の食習慣に合わせてシウマイとご飯は注文を受けてから盛り付け、温かい状態で提供する。ほとんどの原材料は現地で調達し、一部のおかずは入っていないが、「ほぼ再現した」(同社担当者)という。
また、「昔ながらのシウマイ20個入」には、台湾にちなんだ現地限定絵柄の「台湾版ひょうちゃん」(全7種)が1個入る。ほかに「横濱月餅」や「わらび餅」なども販売する。
担当者は「日本の駅弁文化と中華圏の食文化を融合させて開発した『シウマイ』という横浜の名物を知ってもらうことで、交流がもっと盛んになれば」と期待している。