県内5人感染 雲仙、諫早、長崎、佐世保 計145人に

新型コロナウイルス感染者の入院状況(5日午後7時現在)

 長崎県と長崎市、佐世保市は6日、新型コロナウイルスの感染者が雲仙、諫早、長崎、佐世保の4市で新たに計5人確認されたと発表した。県内の感染者は計145人となった。
 5人は、雲仙市1人、諫早市の20代建築業男性と20代会社員男性、長崎市の20代フリーター男性、佐世保市1人。
 建築業男性は沖縄居住だが、仕事で諫早市に在住。6月以降は沖縄に戻っていないという。複数の感染者が確認されている諫早市のスナックを7月25日に利用。鼻水などの症状があり、5日に帰国者・接触者外来を受診し、検査で陽性が判明した。現在は全身倦怠(けんたい)感や味覚・嗅覚障害があるという。
 フリーター男性は東京居住。4日、親族に会うため空路で長崎入り。その後、東京の知人が感染したと連絡があり、5日の検査で感染を確認。発熱とせきの症状がある。雲仙市の1人は他の感染者の濃厚接触者で無症状。諫早市の会社員男性は新規感染者で味覚・嗅覚障害などがあるという。佐世保市の1人について、市は7日に会見し、説明する。
 4日に感染が分かった県立大村工業高の男性教員と一緒に、愛媛県に遠征していた男子バレーボール部の生徒18人と別の教員の計19人を含む濃厚接触者20人は、いずれも陰性だった。
 また7月30日に感染が判明した20代男性会社員が勤務する大村市の事業所の本社は、感染拡大防止のため同事業所と協力会社の全従業員272人を検査したと発表。20代男性を含む14人が陽性で、他の258人は陰性だったという。陽性者の隔離と療養、陰性者の健康観察を継続するとしている。

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