ヤリスクロスとキックスの特徴をサクッと比較してみる
トヨタヤリスクロス(2020年秋発売予定)
2月に発売されたコンパクトカー「ヤリス」のTNGA GA-Bプラットフォームをベースに誕生した、コンパクトSUVのヤリスクロス。正式な発売は2020年秋の予定ですが、早くもプロトタイプモデルが公開されています。
ヤリスの優れた走行性能や低燃費技術を受け継ぎつつ、SUVらしいアクティブなボディデザインを与えられたヤリスクロスは、RAV4の弟分といった雰囲気。ヤリスではちょっと小さいと感じるユーザーをターゲットに、室内の広さや使い勝手の良さにも配慮しています。
パワートレインは、直3 1.5リッター ダイナミックフォースエンジンと、同ハイブリッドの2機種。それぞれFFと4WD(ハイブリッドはE-Four)が用意される予定です。
日産 キックス e-POWER(2020年6月デビュー)
およそ10年前に初代ジュークでコンパクトSUVの市場を開拓した日産が、2020年6月に導入した「キックス」。
グレード設定は内装色等が異なるFFモデル2つのみ、パワートレインはe-POWER(直3 1.2リッター+ハイブリッド)のみと割り切られ、運転支援技術「プロパイロット」も全車標準採用と、最初から全部載せな状態なのが特徴。ノーマルのガソリンエンジン車などは今のところ設定はありません。
室内の広さや質感の違いを比較する
ヤリスクロスのインテリア
ボディサイズは全長4180mm×全幅1765mm×全高1560mm、ホイールベース2560mm(社内測定値)。コンパクトカーのヤリスに対し、全長を240mm拡大。全幅で70mm、全高で60mm、ホイールベースで10mmとそのほかは最小限の拡大に留めていて、あまり大き過ぎないのもひとつの特徴になります。
キックスのインテリア
キックス e-POWERのボディサイズは、全長4290mm×全幅1765mm×全高1610mm、ホイールベース2620mm。ヤリスクロスに比べると全長110mm、全高で50mm大きく、ホイールベースは60mm長いです。
微妙な差ですが、その分、若干ヤリスクロスよりも室内空間に余裕があります。後席を多用するユーザーにはキックスのほうが向いているかもしれません。
日産 キックス e-POWERの価格は、X(FF)が275万9000円、X ツートーンインテリアエディション(FF)が286万9900円(共に消費税込)。ちょっとお高めですが、その分全部載せなので迷うこともありません。ヤリスクロスの価格はまだ正式発表されていませんが、おそらくキックスよりも安く設定されるはず。2020年秋の発売が楽しみですね。
[筆者:MOTA編集部]