地元密着を目指すDeNAが横浜駅に進出 ビアカフェから目指す野球と街の融合

ビアカフェ「COFFEE AND BEER &9」が10日にオープン【写真:佐藤直子】

JR横浜駅のエキナカエリアに10日、「COFFEE AND BEER &9」がオープン

長年の工事を経て生まれ変わった横浜駅に、地元に愛される球団・横浜DeNAベイスターズが進出する。JR横浜駅改札内に誕生する新エリア「エキュートエディション横浜」に10日、球団オリジナルビールとコーヒーを気軽に味わえるビアカフェ「COFFEE AND BEER &9」がオープンする。

コンセプトは「自分だけの、大切なひと時を。」

横浜の玄関口の風景に、ベイスターズが溶け込む。本拠地・横浜スタジアムの隣に立つ「THE BAYS」内にある「CRAFT BEER DINIG &9」の2号店となるこの店舗は、「自分だけの、大切なひと時を。」コンセプトに掲げ、朝の通勤通学前や仕事終わり、帰宅前などに横浜駅を利用する人々の日常に、野球やベイスターズという非日常が溶け込む拠点となることを目指している。

店内はスタイリッシュなレンガ造り

カウンター12席、テーブル席30席を持つ広々とした店内は、スタイリッシュなレンガ造り。一見しただけでは野球やベイスターズを強く感じることはないが、店内をよく見回してみると、そこには様々な工夫が凝らされている。例えば、球場でも販売されている球団オリジナルビールを注ぐビアタップの持ち手は、ロペス、佐野恵太、宮崎敏郎ら選手が実際に使っているバットのグリップを使用。ロッカールームをイメージした荷物置き場には、選手のネームプレートも掲げられている。ウォールペイントを手掛けたのは、球団オリジナルビールのロゴをデザインしたFUSTY WORKSの杉原ケン氏だ。

時間帯に合わせたメニューが用意されている

横浜の日常と球団を繋ぐ場に、岡村球団社長「人と人とがちゃんと語り合える場を作っていきたい」

オープンに先駆け、6日にメディア向けに行われた内覧会に出席した岡村信悟球団代表取締役社長によれば、出店を計画したのは1年以上前のこと。「横浜スポーツタウン構想に基づいて、ベイスターズは横浜駅近くにショップを設けたり、出陣式を桜木町駅前や赤レンガで行ったり、横浜スタジアム以外にも我々のブランドを伝える発信基地を置いています。コロナ禍でも少しずつ日常を取り戻す中で、街の賑わいを生み出し、人と人とがちゃんと語り合える場を作っていきたいですね」と、横浜の日常と球団を繋ぐ場となることを願った。

球団オリジナルビールやコーヒーも提供される

「COFFEE AND BEER &9」では球団オリジナルビールやコーヒーが提供される他、モーニングメニューとして2種類(コンビーフ・3種チーズとベーコン)のホットサンドを提供。ランチやカフェの時間帯にはチキンカレーやチキンオーバーライス、ディナーの時間帯にはビール&タパスセット、ベイスターズビール飲み比べセットなども用意されている。カウンター席や壁側の席には電源があるなど、ビジネスパーソンや学生にもうれしい配慮がなされている。

10日から16日までオリジナルポストカードをプレゼント

オープンを記念して10日から16日まで、オリジナルポストカードをプレゼント。三嶋一輝、乙坂智、パットン、ソトの4選手×2デザインの全8種類が用意されている。また、同期間に「BALL PARK COFFEE豆」を購入するとオリジナルトートバックがプレゼントされる。

地元密着を掲げる球団が、より一層、横浜に身近な存在となりそうだ。(佐藤直子 / Naoko Sato)

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