生徒らの心のケアへ クラスター発生の長崎北陽台高 県教委、カウンセラー派遣

 新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した県立長崎北陽台高について県教委は6日、スクールカウンセラーを派遣し、不安を抱えた生徒や教職員、保護者の心のケアを図ると明らかにした。
 同校では、同日までに生徒18人と男性教諭1人の陽性が判明し、17日まで臨時休校。休校中は、担任が電話で生徒一人一人の心と体の健康状態を確認し、必要に応じて家庭訪問を実施する。
 学校の再開後、同校は臨床心理士による生徒と教職員向けの講話などを予定しており、不安や悩みを抱えていないか全生徒にアンケートする。県教委はスクールカウンセラー数人を派遣し、保護者も含めた心のケアに当たる方針。
 また、休校中の学習支援としては各教科で課題のプリントを作成し、7日に全生徒へ郵送。3年生には担任が電話などで進路指導や学習指導をする。
 4日に教員の感染が確認された県立大村工業高については、今後対応を検討するという。


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