佐世保と渋谷 お土産でコラボ 「渋谷酒」共同開発

渋谷酒を手に「新しいお土産に」と期待する朝長市長(左)と長谷部区長=渋谷区役所

 佐世保観光コンベンション協会と渋谷区観光協会(東京)は、渋谷の公式お土産プロジェクト商品「渋谷酒」を共同開発した。6日、渋谷区役所でお披露目があり、両市区長らが「新しい名物に」と期待を込めた。
 佐世保市と渋谷区は商店街同士が交流している縁で災害時相互応援協定を締結。人的、文化的交流を深めており、今回も地域交流の一環でコラボレーション商品を考案した。
 佐世保市の潜龍酒造と梅ケ枝酒造が協力し、日本酒や焼酎、梅酒、甘夏酒など8種類を用意。ラベルにはハウステンボスや九十九島、スクランブル交差点、ハチ公銅像など両市区の観光スポットが描かれている。一合瓶(約180ミリリットル)の飲み切りサイズで価格は1本約300~400円。近日中に両市区内で販売される。
 お披露目には、朝長則男佐世保市長や長谷部健渋谷区長、飯田満治佐世保観光コンベンション協会理事長らが出席。長谷部区長は「渋谷はお土産がないのがコンプレックスだった。プロジェクトを盛り上げていきたい」とあいさつ。朝長市長も「コラボできて大変うれしい。これからもつながりを深めたい」と話した。

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