島原天草道路の早期事業化など 南島原市が県に15項目要望

 南島原市の松本政博市長らが6日、県庁に中村法道知事を訪ね、地域高規格道路「島原天草長島連絡道路(深江-口之津間約30キロ)」の早期事業化など15項目を要望した。
 同道路は、長崎自動車道・諫早インターチェンジと同市深江町を結ぶ「島原道路」につながる。松本市長は産業や文化の活性化に不可欠な道路と強調し、「1994年に候補路線に指定されてから進展がない。早期事業化を」と求めた。
 中村知事は「観光、産業の振興を図り、島原半島南部の交通体系を整備する上で極めて重要な路線」との認識を示し、事業推進に努めると答えた。
 このほか▽頻発する豪雨で住宅の浸水、農地の冠水被害が出ている南有馬、深江両町の雨水対策▽島原鉄道南線跡地を活用した「市自転車歩行者専用道路」の整備推進-なども要望した。

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