2020大分県高校野球大会 九州負けなしの明豊が準々決勝敗退 気持ち切り替え交流試合に

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2020大分県高校野球大会

準々決勝 明豊0―1佐伯鶴城

3回戦  明豊18―4三重総合(6回コールド)

2回戦  明豊6−2日田林工

 

 勝ち上がっても全国大会にはつながらないが、その先には「甲子園交流試合」が待っている。明豊にとって今大会の位置付けは難しいものとなったが、川崎絢平監督は県独自の大会開催が決まると「3年生だけで勝ち抜く大会にする」と選手に伝えた。

 

 高校球児の憧れである甲子園を目指し集まった3年生は、昨夏の大分大会で敗れてからは日本一を目標とした。秋の九州大会で優勝し、県内だけでなく九州でも公式戦負けなしで夏を迎えた。キャプテンの若杉晟汰(3年)は「(春夏の甲子園が中止となり)目標を見失いかけたが、最高の仲間と3年間やってきたことを出し切ろう」と今大会を迎えた。

 

 目標はもちろん優勝だったが、3年生全32人がグラウンドに立つことを目指した。登録選手を試合ごとに変更できる今大会独自のルールを活用し、初戦となる2回戦から勝ち上がったが、準々決勝で佐伯鶴城の好投手の前に打線がつながらず夢破れた。川崎監督は「この大会に懸けていた。優勝して3年生と喜びたかった。甲子園(交流試合)のことは全く考えていなかったので、これから考えたい」と話した。

エースでありキャプテンの若杉晟汰

  1年の夏からレギュラーとして試合に出続けた布施心海(3年)は、「相手のストレートを仕留め切れなかった。それが敗因。(試合に出られなかった)2人に申し訳ない。どんな形でも3年生全員を試合に出したかった。それができなかったのが一番悔しい」と唇をかんだ。4番の居谷匠真(3年)は「若杉が相手を1点に抑えたのに援護できなかった」と悔やんだ。

 

 集大成の場となる甲子園交流試合は今月11日にある。この試合は3年生だけでなく、下級生を含めた総力戦で挑む。若杉は「自分が得点を与えなければ試合は続いていた。負けは負け。気持ちを切り替えて、この敗戦をピッチングに生かしたい」と自身2度目となる甲子園の舞台を見据えた。

 

1年の頃から活躍した布施心海

(甲斐理恵)