医療負担、現場に危機感 県内病床利用率4割近く

感染症指定医療機関に入院する新型コロナの感染者に食事を配膳する看護師=7日午後(県内の感染症指定医療機関提供)

 県内の新型コロナウイルス感染による入院者は6日時点で91人に上り、感染症指定医療機関と協力医療機関の病床利用率は37%に達している。感染者を優先的に受け入れる指定医療機関は7医療圏のうち5医療圏で満床。地域医療の中核も担い、現場の負担感は増している。感染拡大が続き重症者も増えれば人員不足に陥る懸念もあり、関係者は「地域医療の崩壊につながる」と危機感を強める。

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