灼熱の車内にも対応、ポータブルナビ「Gorilla」が誇る”安心ポイント”

1995年に発売し現在までポータブルカーナビの市場を牽引してきた“Gorilla(ゴリラ)”の新モデルが発売になりました。初代以来根底に流れる不変のコンセプトと時代のニーズに応える最新機能の融合。急なおでかけにも対応できる最新モデルの魅力をご紹介します。


猛暑でもしっかり使える

パナソニックのポータブルカーナビ「ゴリラ」の最大の魅力は「専用品」ということでしょう。梅雨明け後、一気に猛暑に突入した中、車内の温度もダッシュボード周辺は70度を超えることも珍しくはありません。

スマホナビも魅力ですが、さすがにこれだけ厳しい環境にさらされると、熱暴走も含め、最悪の場合はスマホ自体が故障するケースも見受けられます。同時にクルマですから路面からの振動も発生します。スマホにも各種センサー類は搭載されていますが、このような振動はセンサー類の誤作動にも影響します。その点、専用品であるゴリラはそれらに対応できるテストを経て商品化されている点が大きな違いなのです。

箱から出して数分で取り付け終了

スマホナビにも言えることですが、ゴリラのメリットは「買ってすぐに使える」ことです。GoToキャンペーンの一方で帰省をどうするか悩んでいるこの時期、昨今の「密を避ける」意味でもクルマでの移動は増えつつあります。

その中、長距離走行をするのであればカーナビは必需品。ただ急なお出かけの際、AV一体カーナビなどは取り付けの時間や手間、さらに価格自体も高くなります。その点ゴリラは箱から出して取り付け位置を決め、電源コードをアクセサリーソケットに挿すだけ。極端な例ですがコードの取り回しを簡易的に行うのであれば、取り付けは3分とかかりません。ネットで注文するのもアリですが、家電量販店やカー用品店で買って、取り付けすればその日のうちに出かけることもできます。この楽々&スピーディさもポータブルカーナビであるゴリラの大きなメリットと言えます。

田舎の道でももう迷わない

新モデルの最大の特徴は「地図情報の多さ」にあります。具体的には詳細な市街地図情報が全国100%をカバー(無人島や一部離島などは除く)したことです。

従来までの地図と比較すると市街地図の情報量の多さは圧倒的と言えます

2019年モデルのゴリラは1295都市、これが1741都市となり、まさに「全国制覇」しました。元々都市部などには市街地図は収録されているのですが、郊外や人口の少ないエリアなどは未収録、市街地図が収録されると周辺との比較で自車位置の把握がしやすくなったり、道路の形状がしっかり表示されるので細い道に迷い込んでしまうようなミスも減ります。

よく話を聞くのが「田舎の実家に帰省した時に地図の情報が全然足りない」「観光地に旅行した時に周辺の施設情報が表示されない」ことも市街地図のデータ不足が原因のひとつです。ひと言で100%と簡単に聞こえますが、元々の地図データは住宅地図の王様とも言われる「ゼンリン社」製の地図を採用しています。信頼ある地図データベースだからこそ安心して走ることができるわけです。

渋滞に強いVICS-WIDEも進化する

渋滞情報と言えば「VICS」がメジャーですが、現在のカーナビの多くにはより進化した「VICS-WIDE」が搭載されています。ゴリラも最上位モデルの「CN-G1400VD」にこのVICS-WIDEが搭載されています。

どれも同じように思えるVICS-WIDEですが、ゴリラはひと味違います。渋滞を考慮した新ルートの提案も「スイテルート案内」により新旧の時間や距離を比較して画面上で選択できる点や、渋滞回避のレベルを3段階で調整できる機能は渋滞エリアによって切り替えることでさらに利便性も向上します。

そして現在、関東1都6県内で実施されている実証実験を受けて、将来さらにVICS-WIDEの情報の精度や渋滞回避能力が向上する見込みです。

安全・安心サポートも充実

これまでも搭載されてモデル毎に進化し続けているのが「安全・安心運転サポート」です。普段の運転でふと見落としてしまいがちの道路交通標識、一番わかりやすいのが制限速度や一時停止案内などですが、これらを音声や画面表示することで注意喚起を行ってくれます。

安全・安心運転サポートは毎年進化しており、事故軽減に寄与します

また高速道路のSAやPAなどでの逆走運転などに対しても同様の機能が働きます。SA/PAからの発車時はもちろん、インターチェンジやジャンクション/ランプ/SA&PAの合流部での逆走に対してもダブルで対応します。

昨今の高齢者の事故なども人ごとではありませんので、このような「ヒヤリハット」をサポートしてくれる機能はやはりありがたいものです。

トンネルやビルの谷間でも強い

ゴリラには「Gロケーション」と呼ばれるシステムが搭載されており、GPSからの電波が遮断されがちなトンネル内や高層ビルの谷間などでも自車位置をしっかり把握し表示してくれます。冒頭に述べた専用機ならではのメリットはこのような部分でも体感することができます。

この他にも操作のし易さや1台のゴリラを載せ替えて使えるオプションなども充実しています。

そしてVICS-WIDEを搭載する「CN-G1400VD」には2023年7月末まで2ヶ月ごとに道路データを最新に部分更新する機能や期間中に1回、全ての地図データを更新する機能を搭載しています。実はこれらはすべて無料になっています。地図更新というのは実は意外とコストがかかります。またギリギリまで部分更新を行い、期限ギリギリに全部無料で更新すればカーナビ自体も最新データになりさらに長く使えてお得になります。ゆえにこれらを含めたコスパの高さからも筆者は「CN-G1400VD」をオススメします。

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