レイズ接戦制す 田中5回無失点、筒香は決勝ホームイン

【ヤンキース0-1レイズ】@トロピカーナ・フィールド

レイズは開幕から12試合連続で本塁打を放ち、球団記録を更新中だったヤンキース打線をわずか2安打に封じて1対0で完封勝利。レイズ打線も2安打に封じられたが、ワンチャンスをモノにして決勝点を奪った。レイズ6番手のチャズ・ローが2回無失点の好リリーフで今季2勝目(0敗)をマーク。ヤンキース3番手のアダム・オッタビーノは今季初黒星(2勝)を喫した。

両軍投手陣の好投によりスコアレスのまま終盤に突入した一戦は、レイズが8回裏に先頭打者・筒香嘉智の四球から一死2・3塁のチャンスを迎え、代打マイケル・ペレスの犠飛で1点を先制。8回表から登板していたローが9回表のヤンキースの攻撃を三者凡退に抑え、試合を締めくくった。ヤンキース先発の田中将大は筒香を2打数ノーヒットに抑えるなど、5回1安打無失点という安定感抜群のピッチングを展開。しかし、打線の援護がなく、勝利投手にはなれなかった(今季防御率1.17)。

「6番・指名打者」で先発出場した筒香は、田中と対戦した第1打席でファーストへのファウルフライ、第2打席でセンターライナーに倒れたものの、第3打席でオッタビーノから貴重な四球を選び、ペレスの犠飛で決勝のホームイン。ヒットこそ出なかったものの、チームの勝利に貢献した(今季打率.171)。明日のダブルヘッダー第1試合では、対戦を熱望していたゲリット・コールが先発予定。メジャー屈指の剛腕に対してどんなバッティングを見せるか注目だ。

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