新型コロナウイルスの感染が再び拡大する中、安心して映画を楽しんでもらおうと、海老名市中央2丁目のイオン海老名店で7日夜、ドライブインシアターが始まった。座間市と茅ケ崎市の店舗を含む全国10カ所のイオングループ系列店で7月31日に実施し、好評だったことから他店にも順次広げて取り組むことにした。
海老名店では駐車場棟屋上を会場に、建屋壁面にスクリーン(縦5メートル、横9メートル)を設置。7日は上映開始の午後7時までに20台ほどが集まり、子ども向けの「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」とミュージカル「バーレスク」を上映した。
愛川町から妻と3人の子どもと訪れた会社員の男性(36)は「子どもたちがコロナでなかなか外出できなかったので訪れた」と話し、妻も「ドライブインシアターなら子どもたちが車の中で騒いでも周囲に迷惑を掛けないので安心」と笑顔を見せた。
イオンエンターテイメントの若松貴倫人事総務部部長は「コロナ禍の中でも安心して大事な人と一緒に映画を楽しめる空間を提供したい」と話す。海老名店では9日までと、14~16日にも実施する。イオンモール座間でも18、19日に開催する。料金は1台3千円。