長崎県は9日、九州新幹線長崎ルートの未着工区間(新鳥栖-武雄温泉)整備に向けた環境影響評価(アセスメント)の手続き入りなど4項目について、公明党に長崎市内で要望した。
県は中村法道知事や担当部長らが、公明は山口那津男代表や地元議員らが出席。要望の懇談は非公開で、終了後に公明の秋野公造参院議員が取材に応じた。
長崎ルートの未着工区間を巡っては、佐賀県が国土交通省提案の環境アセスに同意せず、2023年度の着工が極めて困難になっている。秋野氏によると、早期の環境アセス入りを求める長崎県に対し、公明側は未着工区間の並行在来線の問題を解決し、一日も早く環境アセスにつなげたい意向を示した。
県はこのほか、被爆者援護、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の整備、長崎港松が枝埠頭(ふとう)に大型船2隻が接岸できる2バース化事業についてそれぞれ要望したという。
新幹線など4項目要望 中村知事、公明山口代表らに
- Published
- 2020/08/10 00:00 (JST)
- Updated
- 2021/08/29 15:52 (JST)
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