1万人署名活動の高校生ら集会 核廃絶、平和な世界の実現へ決意新た

高校生1万人署名活動に取り組む高校生らが集った「若者・高校生早朝集会」。コロナ禍で手をつながずリボンを使って原爆落下中心地碑を囲み、核兵器廃絶と平和な世界の実現に向けて決意を新たにした=長崎市松山町、爆心地公園

 長崎市の爆心地公園で、高校生1万人署名活動に取り組む県内の高校生らが「若者・高校生早朝集会」を開き、核廃絶や平和な世界の実現に向け決意を新たにした。

 約40人が参加。新型コロナウイルス感染防止のため参加者は検温を受け、マスクと手袋を着用。原爆落下中心地碑の前で黙とうし、隣との間隔を空けた状態でリボンをつなぎ、「人間の鎖」を完成させた。
 若者・高校生平和宣言では「被爆者が高齢化する中で私たちの活動の意義は大きくなっている」とメッセージを発信。活水高2年の後藤夏希さん(17)は「平和への決意を再認識した。今年はできない活動も多いが内容の濃いものにしていきたい」と話した。


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