三重で新たに9人感染 新型ウイルス、10日ぶり10人下回る

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【記者会見で、新たに9人の感染が判明したと発表する鈴木知事=県庁で】

 三重県は9日、20―80代の男女9人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日に発表される感染者が10人を下回るのは、先月30日以来で10日ぶり。県内の感染者は延べ238人となった。

 県によると、新たに判明した感染者は四日市市2人▽桑名市1人▽津市5人▽伊賀市1人―で、いずれも8日の検査結果で陽性と判明。うち5人は感染者との接触が確認されている。重症者はいない。

 このうち津市の40代女性は、クラスター(感染者集団)が発生した三重大医学部の教員。感染者が確認された学内の演習で学生らを指導していた。この教員を含め、同学部の感染者は24人となった。

 他の感染者のうち、四日市市の50代無職女性は、6日に感染が確認された50代男性医師の妻。先月27、29の両日に名古屋市内を訪れ、30日に発熱した。男性医師は9日現在も重症という。

 四日市市の30代会社員男性は周辺に感染者は確認されておらず、発症前に県外への訪問や来県者との接触はない。一方、勤務先には県外からの来訪者も多いといい、市が感染経路を調べている。

 津市の20代団体職員男性についても現時点で感染経路は分かっていないが、この男性が先月25日から1泊2日で参加した県内でのボランティア活動には約50人が参加していたという。

 鈴木英敬知事は9日の記者会見で、三重大医学部のクラスターについて「直近の検査はほとんど陰性。感染拡大は収まりつつある」との見方を示した上で「調査結果を分析して今後の対応を考える」と述べた。

 10日ぶりに感染者が10人を下回ったことには「新たな広がりは少なくなっているが、全く気を緩めることはできない。入院が増えれば一定の負荷が掛かる」とし、感染防止対策の継続を呼び掛けた。