被爆・戦後75年 未来へ 平和な世界を 城山小

各クラスの「平和への誓い」を手にする児童=長崎市城山町

 長崎市城山町の市立城山小(竹村浩明校長、473人)では平和祈念式があり、児童が「子らのみ魂よ」を合唱するなどして、犠牲者に祈りをささげた。4月に90歳で亡くなった卒業生の被爆者で、被爆校舎の保存運動をけん引した故・内田伯(つかさ)さんも追悼した。
 児童は、内田さんについて調べたことを発表。生前語っていた「目から消え去る物は心からも消え去る」との言葉に触れ原爆遺構の保存に尽力した功績や、被爆体験を紹介した。各クラスが願いを込めた「平和への誓い」も読み上げた。
 平和委員会委員長を務めた6年の菊次緑恩君(11)は「世界中に平和の願いを届け、次の世代にも伝え続けていきたい」と語った。

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