失われる歴史的建造物 長崎人はどんな思い? 市民グループがアンケート開始

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アンケートの趣旨を説明する竹中代表(中央)=長崎市役所

 長崎市の歴史的建造物に対して長崎人はどんな思いを抱いているのか-。市民の声をまちづくりに反映させようと、市民グループ「長崎人は、そう思うプロジェクト」(竹中晴美代表)がアンケート調査を始めた。市民10万人からの回答を目指す。寄せられた意見は集計、分析し、来春をめどに市に提言書として提出したい考え。
 竹中代表は1986年から、街歩きをしながら長崎で活躍した女性の歴史を振り返る「長崎ウーマンズ・ウォークラリー」を実行委員長として開催。イベントを続ける中で、街中から歴史的建造物が消えていくのを実感していたという。近年では国登録有形文化財だった富貴楼、江崎べっ甲店も解体された。
 竹中代表は「長崎の街中には『宝物』がたくさんあるのにと、ずっと無力感を感じていた。本当に残すべきものは市民の声で残していかなければいけない」と協力を呼び掛けた。
 アンケートは選択と記述式で、▽既に無くなった建物への思い▽現存する建物で後世に残したいもの▽残すためにどうすべきか-などの項目がある。同プロジェクトの公式ホームページ、フェイスブックで回答できるほか、市内の飲食店などに用紙も置く予定。問い合わせは竹中代表(電090.8226.2194)。