図柄入りご当地ナンバー、どっちがいい? 11日から投票

ナンバープレートのデザイン案を考案したオノルイーゼさん(左)

 平塚の魅力、走ってアピール─。神奈川県平塚市は11日から、新たに制作するバイク用のご当地用ナンバープレートのデザイン投票を始める。デザイン候補2案は、同市出身のアーティストのオノルイーゼさん(30)が手掛け、「平塚限定のナンバープレートを付ければ特別なバイクになるはず」と投票を呼び掛けている。

 ご当地ナンバーはシティーセールスの一環。50㏄以下のミニバイクと、50㏄超90㏄以下、90㏄超125㏄以下のオートバイ用で、12月から交付を開始する。デザイン2案のうち1案をナンバープレートに選ぶが、“落選”したデザインも今後、ステッカーなどに活用しナンバープレート登録者にプレゼントするという。

 オノさんの作品は色鮮やかな花や植物のデザインが多く、候補案の一つは「普段の自分の表現しているスタイル」で平塚名産のバラを描いた。もう一つは夕日に照らされた平塚海岸の背景に湘南平を描き「平塚で育ってきて海の夕日が好きだったから」と説明した。

 投票は28日までで市ホームページのほか、会員制交流サイト(SNS)のフェイスブックやインスタグラムで「いいね!」を押すとカウントされる仕組み。投票資格は市内在住・在勤・在学のほか「平塚が大好きな方でも投票してください」と市担当者。市役所や公民館に紙による投票箱も設置する。

 これまで湘南平やJR平塚駅の壁画も描き、市の魅力アピールに一役買ってきたオノさん。ナンバープレートのデザインは初めてで「もし、自分のナンバープレートを見つけたら追い掛けてしまうかも」と楽しみにしていた。

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