台風5号・6号に続き熱帯低気圧が小笠原諸島に

 台風5号は日本海中部にあって、11日午後には温帯低気圧に変わり北海道付近に進む見込み。また、台風6号は南シナ海にあって今後は大陸へ上陸し、熱帯低気圧に変わる見通し。一方、11日、小笠原諸島近海には熱帯低気圧があって西進している。今後も発達を続けると11日夜には、台風に変わる可能性がある。

台風5号は日本海を北上中 温帯低気圧へ

 台風5号は、11日午前3時現在、温帯低気圧の性質を帯びつつ日本海にあって北北東へ進んでいる。11日午後には温帯低気圧に変わり北海道付近に進み、11 日夜にかけて宗谷海峡付近を通過していく見通しだ。北海道では、11日にかけて前線や台風第5号から変わる低気圧の影響で断続的に雷を伴った激しい雨の降る所がある。日本海側北部では、6日から7日の大雨により地盤の緩んでいる所や河川の増水している所があるため、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要となる。

小笠原諸島に熱帯低気圧 発達中

 11日、小笠原諸島近海には熱帯低気圧があって西進している。今後も発達を続けると11日夜には、台風に変わる可能性がある。小笠原諸島では11 日、強風やうねりを伴った高波、落雷や突風、短時間強雨に注意が必要だ。

台風6号は中国大陸へ

 台風6号は、11日午前3時現在、南シナ海にあって北上している。今後は大陸へ上陸し、12日には熱帯低気圧へ変わる見通し。日本付近への大きな影響はない見込み。

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