北村地方創生担当相 新大村駅など3市町を視察

九州新幹線長崎ルート新大村駅について説明を受ける北村担当相(右)=大村市植松3丁目

 北村誠吾地方創生担当相は10日、大村市植松3丁目で建設中の九州新幹線長崎ルート新大村駅(仮称)の建設現場など長崎県内3市町を視察した。
 同駅東側の土地区画整理事業区域内では現在、長崎大情報データ科学部の移転に向けて大村市と同大が協議を進めている。視察では園田裕史市長が学部移転による効果をはじめ、新幹線の暫定開業に向けた取り組みについて説明した。
 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備候補地の佐世保市のハウステンボスでは、中村法道知事や朝長則男市長が同席。東彼杵町瀬戸郷の交流拠点「ソリッソ・リッソ 千綿第三瀬戸米倉庫」では、運営する「東彼杵ひとこともの公社」の森一峻代表理事が、これまでの移住者支援やまちづくり活動を紹介した。
 視察を終え取材に応じた北村担当相は、九州新幹線長崎ルートのフル規格整備について「九州、西日本全体の将来にかかわる重要な課題。引き続き国土交通省と佐賀県との間でしっかり協議を進めてほしい」との考えを示した。

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