「うんこドリル」で防災ゲーム 横浜市などが開発

防災に関するクイズに2択で答えるゲームのスタート画面

 横浜市は、人気の学習教材「うんこドリル」シリーズを発行する文響社(東京都港区)と、子ども向けの防災ゲームを開発した。同社の運営するウェブサイトで配信し、「地震編」と「台風編」の二つのジャンルからクイズを出題する。思わずクスリと笑ってしまう設問や選択肢も用意され、子どもたちが楽しく防災を学べる内容だ。

 昨秋の台風で横浜市内でも甚大な被害が出たことから、幅広い世代に防災に関心を持ってもらう方法を模索していた市危機管理室が、ベストセラーになった「うんこドリル」に着目。新型コロナウイルス感染症を考慮して自宅で楽しめるオンラインゲームを選び、市が災害への備えや避難時の注意点などのポイントを監修した。

 「津波からの避難はより早く、より○○○」などのクイズに、1問40秒で回答。2択から正解を選ぶと次の問題に進み、不正解だと正解の解説が表示される。一つのジャンルで20問を用意し、遊ぶたびにランダムで10問が出題される。

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