11日、ついに久保建英のビジャレアル加入が決定した。
レアル・マドリーから昨季はマジョルカに貸し出され、リーガでも屈指の若手選手として評価されるだけのプレーを見せた。ヨーロッパリーグにも出場する強豪でどんな活躍をするのか期待される。
今回は、そのビジャレアルで選手としての評価を高めたスター10名をセレクトしてみた。
マルコス・セナ
現所属クラブ:引退(ビジャレアルディレクター)
ビジャレアル所属:2002~2013年
ブラジル代表MFマルコス・アスンソンをいとこに持つことで知られるスペイン代表ボランチ。2002年にビジャレアルと契約し、後にスペイン国籍を取得。2006年、2010年とワールドカップ2大会に出場した。
11年に渡ってビジャレアルのユニフォームを着続けたレジェンドであり、引退後もクラブのフロントで働いている。
ベレッチ
現所属クラブ:引退
ビジャレアル所属:2002~2004年
W杯、CL、リーガ、プレミア、そしてブラジル全国選手権をすべて優勝したという世界唯一の選手。彼が初めて欧州にやってきたのが2002年であり、加入したのはビジャレアルだった。
サイドバックとして高いレベルのプレーを見せ、リケルメやペペ・レイナ、ソニー・アンデルソン、マルコス・セナらとともに活躍。2004年にはバルセロナへとステップアップした。
フアン・ロマン・リケルメ
現所属クラブ:引退(ボカ副会長)
ビジャレアル所属:2003~2007年
ファンタジックなパスとドリブルで世界を沸かせた司令塔リケルメ。ボカ・ジュニオルスから2002年にバルセロナへと移籍するも、なかなかチームに馴染めず苦しんでいた。
そこに手を差し伸べたのがビジャレアル。多くのアルゼンチン人選手らとともにプレーしたことで復活すると、UEFAカップでのベスト4やUEFAチャンピオンズリーグ出場などの快挙に大きく貢献している。
ディエゴ・フォルラン
現所属クラブ:引退(ペニャロール監督)
ビジャレアル所属:2004~2007年
若くしてマンチェスター・ユナイテッドに加入したものの、まるでリケルメのように欧州で苦戦していたフォルラン。安定した出場機会を得られず、才能を開花させられずにいた。
そして2004年夏にビジャレアルへと移籍。スペイン初年度でリーガ25ゴールを決めて大ブレイクを果たし、世界屈指のストライカーに成長している。
ディエゴ・ゴディン
現所属クラブ:インテル
ビジャレアル所属:2007~2010年
ディエゴ・シメオネ監督率いるアトレティコ・マドリーで数々の活躍を見せ、世界屈指のセンターバックとして知られるようになったゴディン。彼が欧州に進出する際、初めて契約したのがビジャレアルだった。
2007年にナシオナル・モンテビデオから加入すると、マヌエル・ペジェグリーニ監督の信頼を受けて最終ラインに定着。初年度からリーガ2位という素晴らしい結果を手にしている。
ジュゼッペ・ロッシ
現所属クラブ:レアル・ソルトレイク
ビジャレアル所属:2007~2013年
アメリカ育ちのイタリア人で、しかもマンチェスター・ユナイテッドの下部組織で育ったという貴重なストライカー。ニューカッスルとパルマへのローンを経て2007年にビジャレアルへとやってきた。
数々の怪我によって離脱を繰り返したものの、それでも136試合に出場して54ゴールを奪取。イタリア代表にも定着し、2009年のコンフェデレーションズカップにも出場している。
ロドリ
現所属クラブ:マンチェスター・シティ
ビジャレアル所属:2013~2018年
パブロ・フォルナルスとは逆に、アトレティコ・マドリーからビジャレアルに来て、そしてアトレティコへと帰っていったという選手だ。17歳で加入し、2016-17シーズンからコンスタントに出場機会を獲得。新世代の大型MFとして急速に評価を高めた。
そして2018年は古巣アトレティコへと5年ぶりに復帰し、さらに活躍。1年後にはとんでもない額でジョゼップ・グアルディオラ率いるマンチェスター・シティへと移籍している。
エリック・バイリー
現所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
ビジャレアル所属:2015~2016年
エスパニョールの下部組織で育成されていたものの、トップチームで数試合しか出場していない状況でビジャレアルへと移籍。ガブリエウ・パウリスタの後継者として最終ラインのポジションを与えられ、リーガでいきなりインパクトを残した。
2016年夏にはジョゼ・モウリーニョ監督に目をつけられ、マンチェスター・ユナイテッドへとステップアップ。移籍金は3000万ポンドという高額となった。
サム・カスティジェホ
現所属クラブ:ミラン
ビジャレアル所属:2015~2018年
マラガの下部組織で育成されたサム・カスティジェホ。19歳でレギュラーに定着すると、すぐにビジャレアルへと引き抜かれた。
数多くの試合に出場し、2017-18シーズンには6ゴールを奪取。リーガ屈指のウイングとして高く評価されるようになり、2018年にはACミランへと引き抜かれている。
サンティ・カソルラ
現所属クラブ:アル・サッド
ビジャレアル所属:2003~2006、2007~2011、2018~2020年
カソルラはクラブに3度も所属したという貴重な選手だ。18歳でBチームに加入すると、2003年11月のデポル戦でデビュー。次年度の夏にはインタートトカップの優勝にも貢献している。
アーセナル時代には一時「アキレス腱が壊疽で破壊され、歩けなくなるかもしれない」とまで言われるほどの怪我で苦しむも、2018年にビジャレアルへ復帰したことがきっかけとなり大復活を遂げた。