原発避難、東電に賠償命令

国の責任は認めず、仙台地裁

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東京電力福島第1原発事故避難者の集団訴訟で、仙台地裁に向かう原告ら=11日午後、仙台市

 東京電力福島第1原発事故で福島県から宮城県などへの避難を強いられた住民ら83人が国と東電に計34億4175万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、仙台地裁(村主隆行裁判長)は11日、東電に計約1億4458万円の賠償を命じた。国の責任は認めなかった。

 原発避難者らの集団訴訟は全国で約30件起こされ一審判決は17件目。

 訴状などによると、2002年公表の政府の地震予測「長期評価」に基づき、国と東電が対策を取っていれば事故を回避できたと主張。避難時の恐怖や今も続く健康不安、古里の喪失で精神的苦痛を受けたとしている。

 東電は国の指針に基づき十分な賠償をしたと訴えた。