僧侶、重機操り流木撤去 県内浄土真宗、人吉市でボランティア

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被災地の大柿地区で、各自で持ち込んだ重機を使ってボランティア活動する僧侶ら=人吉市

 浄土真宗の本願寺人吉別院(人吉市)、同熊本別院(熊本市)などの僧侶が4、5日の2日間、豪雨災害で被災した人吉市中神町の大柿地区に重機を持ち込み、濁流とともに民家に流れ込んだ流木の撤去作業などに汗を流した。

 

 大柿地区は球磨川の氾濫[はんらん]で浸水。損壊した家屋が多く、1カ月が過ぎても住民らが後片付けに追われている。人吉別院や熊本別院は同地区でボランティアで作業支援をしてきたが、人力だけでは限界があるため重機を扱える僧侶に集まってもらうことにした。

 撤去作業には2日間で、人吉別院の平塚真邦さん(32)ら延べ19人がボランティアで参加した。木造の納屋が倒壊し、流木や流れ込んだ近所の倉庫3棟が母屋の出入りを妨げていた大柿耕一郎さん(61)方を訪問。僧侶らは各自で用意したパワーショベルやトラックを使って、庭に散乱していた流木などを取り除いた。

 大柿さんは「個人では手の付けようがなかった。本当にありがたい」と感謝。平塚さんは「支援の輪を途切れさせず、今後も広げていきたい」と話した。(吉田紳一)

熊本日日新聞 2020年8月6日掲載