【MLB】大谷一問一答 同点2ランで逆転勝ちに貢献「まだやっていける」「トラウトに勉強」

勝利を喜ぶエンゼルス・大谷翔平(左)とマイク・トラウト【写真:AP】

同点4号2ランは日本人通算600号のメモリアル弾、トラウト&レンドンとアーチ共演

■エンゼルス 10-9 アスレチックス(日本時間11日・アナハイム)

エンゼルスの大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、本拠地のアスレチックス戦で「5番・指名打者」で先発出場。4回1死一塁で右前二塁打を放つと、6回1死一塁で同点の4号2ランを放った。日本人通算本塁打では4位の井口資仁(現ロッテ監督)に並んで通算44本塁打。3位・城島健司の通算48本塁打にも4本差とした。4打数2安打2打点1四球で打率.200。チームは最大5点差をひっくり返して10-9で逆転勝ち。連敗を3で止めた。

大谷の4試合ぶりアーチは、2点を追う6回1死一塁だった。4番手右腕トリビーノの初球、95.8マイル(約154.2キロ)のツーシームを捉えた。バックスクリーン右へ飛び込む同点の4号2ラン。打球速度は110マイル(約177.7キロ)、飛距離417フィート(約127.1メートル)、打球角度23度の弾丸ライナーは、日本人メジャー通算600号のメモリアル弾となった。

4回1死一塁では左腕マクファーランドから右前二塁打を放った。対左投手には今季12打席目で初安打。今季3本目の二塁打と合わせ、2試合連続マルチ安打となった。また、この試合ではレンドンに2号2ラン、トラウトには6号2ランと勝ち越し7号ソロが飛び出しており、強力打者トリオ揃い踏み。トラウタニ弾は今季初だった。

開幕2戦目から打率1割台だったが、チーム17試合目でようやく打率2割に乗せた。試合後は打撃復調の手応えを口にした。

――マドン監督は「翔平のスイングはあと少しのところに来ている」と話していた。
「昨日から状態はいい感じに。ちょっとずつですけど、そう感じていたので、今日はそれがもう少し良くなった感じかなと思います」

――何かを変えたのか。
「ちょっとは変えはしましたけど、基本的には取り組んでいることの延長なので、ボールの見方だったり、ちょっとしたところかなと。それは数をこなしてきたからこそというのもあるかなと思います」

最大5点差を逆転勝ち「まだまだやっていけるとみんな感じていると思う。明日が大事」

――救援投手トリビーノから中越え弾。どんなことを意識して打席に入ったか。
「一塁に走者がいたので、投手はゲッツーを考えながら投げると思います。捕手もそういう頭の中で、初球からいいスイングができてよかった」

――5点差をひっくり返して逆転勝ちした。
「強いチームですし調子のいいチーム。そのチームを相手に点差は空いてましたけど、それをひっくり返せるのは、まだまだやっていけるとみんな感じていると思う。明日が大事なのかなと。継続して頑張りたいと思います」

――トラウトが勝ち越し弾を含む2本塁打と活躍した。
「僕が言うことはないぐらい素晴らしい選手ですし、それを近くで見られて、すごい選手で勉強させてもらっていると感じるので。それはこれからもそうですし、1個でも多く学んで自分のモノにできるように。それはチームのためにもなると思うので頑張りたいと思います」

――打った感触は。
「打ったのはツーシームですかね。速いボールでした。打った瞬間に入るなと思いました」

――初球から一発で仕留めた。
「昨日から感じは上がっているなと感じていたので。それが結果になるか、ならないかは本当にいいのか分からなくなってくる。結果的に本塁打になっているのは良くなってきているんだなと感じるには良かったんじゃないかなと思います」

4回の右前二塁打で対左投手には今季12打席目で初安打「感覚はまぁまぁ良かった。そういう感覚なら勝手に数字は伸びてくる」

――4回には右前二塁打。対左腕から今季初安打だった。
「1、2打席目も良かったですし、昨日も三振とかありましたけど、三振している内容、振っている感覚はまぁまぁ良かったので。そういう感覚が出せてこれたら、勝手に数字は伸びてくるんじゃないかなと思います」

――打者として試合に出る中で右肘の状態は。
「練習も試合も特に何もないかなと。去年もやりましたし、スイングの時は特に感じないかなと感じますね」

――5点差を逆転勝ちした。チームの雰囲気は。
「まだ序盤が終わって中盤の始まりぐらい。上位打線で3点ぐらい返せたら、いけるんじゃないかという感じはあったので。そこで3点取れて、まだまだいけるんじゃないかなという雰囲気はあったかなと思いますね」

――9連勝中だったアスレチックスを止めた。今日の勝ちは大きいか。
「大きいと思います。調子のいいチームを相手に、あのまま大差で終わるか、ひっくり返せるか、で。カードの頭ですし、これから先の戦い方にも響いてくると思うので。今日も大事でしたし、勝てたことは1つ良かったと思うので、明日また勝てるようにやりたいなと思います」(Full-Count編集部)

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