家庭内感染、直近は5割超 熊本市の新型コロナ「第2波」

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 熊本市は12日、市内の新型コロナウイルスの「第2波」に関し、当初の感染者は20代の若者らが中心だったが、直近は高齢者を含む各世代に満遍なく広がっているとする分析結果を示した。家庭内感染の増加も目立つという。

 感染者を週ごとに分析。7月21~27日の計17人のうち、20代は8人と47%を占めたのに対し、60代以上は1人しかいなかった。感染経路不明は17・6%。

 28日~8月3日は計28人。うち若者世代は10代1人、20代13人と計14人でちょうど半分。残りは30代~80代の各世代が1~4人となった。感染経路不明は53・6%。

 一方、直近の4~10日になると、感染者計29人のうち20代は6人で21%にとどまっている。未就学児を含む10歳未満が2人、30代が10人で最多。40代~80代(60代を除く)が2~5人となった。感染経路不明は37・9%。

 大西一史市長は「当初、県境をまたぐ移動や飲食店での若年層の感染が多かったが、全世代で確認されるようになった」と指摘。4~10日は感染者数が週ごとで過去最多。第2波の最初の2週は少なかった「家庭内感染」も、56%と半数以上を占めた。市は12日に開いた対策本部会議で、5段階で最高の「リスクレベル4(特別警報)」を維持した。

 また、政府の分科会がまとめた6指標と照らし合わせると、「直近1週間とその前週の新規感染者数の比較」は1・04倍で、最も深刻なステージ4(爆発的感染拡大)の「1倍」を超えた。「病床の逼迫[ひっぱく]具合」でも、確保病床に占める稼働率が51%となり、ステージ4の「50%以上」に達した。(潮崎知博)