選手“爆売り”で炎上のバレンシア…会長「破産したほうがいいのか?」と応戦

今夏フェラン・トーレスをマンチェスター・シティへ、フランシス・コクランとダニ・パレホをビジャレアルへと放出したバレンシア。

しかもその移籍金は法外なほど安く、世界的にも有力な若手とされているフェラン・トーレスは2000万ポンド(およそ27.6億円)、フランシス・コクランは650万ユーロ(およそ8.1億円)+ボーナス最大200万ユーロ(およそ2.5億円)、ダニ・パレホに至っては契約解除で「0円」の退団であった。

それらの動きにバレンシアのファンは激怒しており、街でソーシャルディスタンスをとりながらの抗議デモを行なっていた。

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「LimGameOver」「LimGoHome」など、オーナーのピーター・リム氏に対する強烈な怒りが表明されている。

ただ、クラブの会長を務めているアニル・マーシー氏は『The Straits Times』で以下のように反論したという。

アニル・マーシー

「新型コロナウイルスに対処しなければならない難しいシーズンの準備をしている。バレンシアだけが影響を受けているわけではない。

我々は責任を持ってコストを厳密に管理しなければならないのだ。クラブが破産してしまったほうがいいのか?

ピーター・リム氏が買収するまで、クラブは不安定だった。我々は長期的な目線を持ち、バレンシアが安定した成功を収められるクラブにしようとしている。

我々はミスを犯したことを認めるが、常にこのクラブを再び最高の場所へと導くために仕事をしている。

クラブのマネージメントをする立場として、ファンと理解し合うという責任もある。これまで何度もやってきたように、我々は常に直接ファンとコミュニケーションを取ろうとしている。

しかし、どのクラブにも問題があるサポーターグループがあるものだ」

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新型コロナウイルスの影響が大きいシーズンを前にし、破産を避けるためには致し方のない選択である…とのこと。

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