レストラン「さきの」無期限休業へ 知的障害者ら従事 時津

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14日から無期限で休業することになったレストラン「さきの」=時津町(時津町手をつなぐ育成会提供)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、知的障害者らが働く西彼時津町西時津郷のレストラン「さきの」が14日から無期限に休業することになった。客と従事者の感染リスクを回避するためという。
 レストランは社会福祉法人、時津町手をつなぐ育成会が運営する障害福祉サービス事業所「エリア21」(就労継続支援B型)に併設。施設を利用する障害者が配膳や掃除などを行い、工賃を得ている。
 同会の山内俊一理事長は、通所型の施設に通う障害者が感染すると、日常の生活リズムが崩れ家族を含めた不安は計り知れないと危惧する。休業の理由について「地域の人に(利用者の)頑張る姿を見てもらえる場だったが、安全、安心を最優先に断腸の思いで決断した」と説明。安心して営業できる時期が来たら再開する予定だ。
 今後は宅配弁当事業のメニューを増やし拡充する計画。レストランの仕事に従事していた利用者約10人も弁当事業に当たる。
 同レストランは2007年5月から平日昼に営業。大村湾の眺望が美しく、プロの料理人による四季折々の会席料理が人気でリピーターも多い。7月末までの約13年間に延べ約4万8千食が出たという。