8月13日は左利きの日 日本卓球界は“左腕王国”

写真:石川佳純(全農)/提供:ittfworld

東京五輪公式Twitterが、「左利きの日(International Left-Handers Day)」である8月13日にちなみ1本の動画を公開した。動画ではリオ五輪で活躍したサウスポーたちのプレーがまとめられており、日本卓球界からも水谷隼(木下グループ)、石川佳純(全農)の2選手が登場した。

リオ五輪ではサウスポー水谷がメダル獲得

動画では、水谷がサムソノフ(ベラルーシ)とシングルス3位決定戦で対戦するシーンや、馬龍(マロン・中国)を打ち抜くシーンが紹介された。

写真:リオ五輪での水谷隼/提供:AFP/アフロ

リオ五輪で水谷は日本男子初のシングルス銅メダル獲得に加えて、団体戦で同じくサウスポーの丹羽孝希(スヴェンソン)、吉村真晴(愛知ダイハツ)と組み、見事銀メダルに輝いた。女子も、サウスポーの石川と、福原愛、伊藤美誠(スターツ)のメンバーで団体銅メダルを獲得している。

日本卓球界はサウスポーが多い?

また、東京五輪卓球種目の日本代表の内定選手は、男女6選手中半数の丹羽、水谷、石川が左利きだ。さらに世界卓球釜山大会内定の男女10選手になると森薗政崇(BOBSON)、宇田幸矢(明治大学)、早田ひな(日本生命)が加わり、10選手中6選手、男子に至っては5選手中4選手がサウスポーとなる。

写真:サウスポーの早田ひな/提供:ittfworld

以前の調査では、他スポーツ対比で日本の卓球選手は左利きの割合が多かった。

日本卓球界は“左腕王国”と化しているが、2020年全日本選手権優勝者である宇田や早田は、もともとは右利きで、私生活では右利きだが卓球は左利きである。このことから、親や指導者が左利きの選手として指導・育成するケースが増えているのではないかとも推測できる。

真相は定かではないが、水谷や石川、丹羽らに次いで森薗、宇田、早田と続々とサウスポーが台頭しており、今後の世界選手権や五輪でも日本卓球界が誇る左腕の活躍が多く見られることだろう。

文:ラリーズ編集部

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