KDDI、ニューノーマル時代のライブハウスに遠隔でAR演出可能なライブ配信システムを導入開始

KDDI株式会社は、新型コロナウイルス感染症の影響拡大がもたらすニューノーマル時代におけるエンターテインメント業界の様々なライブイベントのオンライン化の取り組みとして、遠隔操作でリアルタイムにAR演出したライブを配信可能な「リモート・ARライブ配信システム」を、株式会社スペースシャワーネットワーク(以下、SSNW)が保有するライブハウス「WWW X」に2020年8月29日より導入開始する。あわせて、ライブの参加者には複数のライブ映像をスマートフォンで同時受信し、視聴切り替えができる「ライブ配信用マルチビューアー」の提供を開始する。リモート・ARライブ配信システムは、遠隔からのカメラ操作が可能で、現場スタッフやアーティストの安全に配慮した撮影環境を構築する。また、配信する映像にリアルタイムでARコンテンツを表示することで、オンラインライブならではのステージ演出を加えることが可能となる。

「リモート・ARライブ配信システム」設置イメージ

「ライブ配信用マルチビューアー」の利用イメージこれまでKDDIは、パートナー企業とともに音楽業界に対して5GやIoTなどのテクノロジーを活用したライブ映像の撮影・配信、マネタイズ機能までを一元的にサポートする環境構築に取り組んでおり、オンラインイベント「SUPER DOMMUNE tuned by au 5G」にはau 5G基地局を設置し、株式会社stuと共同で同システムを提供してきた。今般の取り組みはSUPER DOMMUNE tuned by au 5Gに次ぐ第2弾となる。同取り組みでは、2020年8月29日~8月30日開催のオンラインイベント「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHARE supported by au 5G LIVE」においてSUPER DOMMUNE tuned by au 5GやWWW Xなど複数の施設からAR演出したライブ配信を行う。観客はマルチビューアーを利用することで、実際のフェスで参加者が複数のステージ間を行き来しながら楽しむように、複数会場からのライブ映像をスマートフォン・PC上で自由に切り替えながら視聴できるようになる。

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