【神奈川高校野球代替大会4回戦】伊志田、九回2死まで慶応をリード 打倒私学、夢じゃない

©株式会社神奈川新聞社

【伊志田-慶応】強豪相手に互角の戦いを繰り広げた伊志田ナイン=大和

 2018年北神奈川大会を制した強豪私学をあと一歩まで追い詰めた。

 3-2の九回2死一、二塁。ここで伊志田の2番手永野が三塁打を許して逆転されたが、誰も責める者はいなかった。佐々木章太監督(37)も「想像以上の素晴らしいプレーをしてくれた」とナインをたたえた。

 流れをたぐり寄せていた。1点を追う七回、増井が中前打で突破口を開き、2死から代打小玉が続いて一、三塁。1番山口が「相手が慶応でもいつも通りやれば打てる」と右中間を破る逆転の三塁打だ。7回2失点と丁寧に打たせて取った左腕越路の力投に打線も応え、勝利への道筋は見えつつあった。

 6月下旬に部活休止期間が明けるとテスト期間に突入し、十分な練習時間を確保できなかった。昨夏に続いて4回戦敗退に終わったが、短期間で鍛えた野球で甲子園出場経験校と互角に渡り合えたことに意味がある。「自分のピッチングが通用したし、やってきたことは間違いじゃなかった」と越路は言い、山口は「後輩たちはこれを糧に私立を倒してほしい」。打倒私学は夢ではなく、確かな目標になった。