長崎・私道封鎖問題 「青山新道」供用開始

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 長崎市青山町の住宅団地を通る私道が所有業者に封鎖された問題で、市が私道の代替として拡幅整備していた市道が13日、供用開始された。延長約34メートルの市道が従来の幅1~1.5メートルから2.5~4メートルに広げられ、普通車やタクシーなどの通行が可能になった。
 住民側は拡幅した市道の愛称を「青山新道」と命名。住民の1人は「病気になってもタクシーも呼べず、生活道路が使えなくなってずっと不安な思いをしていた。待ちに待っていた」と開通を喜んだ。
 私道を巡っては、昨年10月、青城自治会内にある私道(延長約700メートル)を所有する福岡県の不動産管理会社が住民に車両通行料を求めて、道路の一部を封鎖。隣の青山町自治会にも影響し、住民が周辺に出るには軽乗用車が通れる道幅の市道しかなかった。
 青城自治会などの住民の一部は業者を相手に通行妨害禁止などを求め、長崎地裁で係争中。さらに住民約80人も追加提訴する準備を進めている。